子ども心理カウンセラーの仕事内容やなる方法などについて紹介します。

子ども心理カウンセラーの仕事

子ども心理カウンセラーは教育機関や福祉施設で勤務することが多く、乳幼児から高校生までの子どもと直接接して仕事をしいじめや、不登校、家庭の問題、自閉症などを扱い子どもと対話することが主な仕事です。カウンセリングや心理療法を行い、子どもの心のケアをし根本的な問題を解決するようにサポートします。子どものほかに保護者や教育機関と連携するので、円滑にコミュニケーションを取る必要があります。企業内カウンセラーとして子どものいる社員の相談に応じることもあります。インターネットを利用して、ホームページを作ったりネットカウンセリングをすることもできます。

最近ではいじめ問題や暴力など深刻な問題が増えており、子どもや保護者を解決に導く子どもカウンセラーがとても必要とされています。子どもの悩みを聞き出す技術、家族との連携技術、学校や家庭で抱えている問題の把握などは欠かせません。

子ども心理カウンセラーになる方法

一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定している教育機関などで全カリキュラムを修了することで、チャイルドカウンセラー資格試験の受験資格を得ることができます。カリキュラムの内容は子ども心理カウンセラーの役割や、カウンセリングで心掛けること、子どもの問題行動や障がいのある子どもとの関わり方を学びます。不登校の子どもや、言葉を発しない子ども、アスペルガー症候群の子どもなどの実例を用いて、どのようにカウンセリングをするかやどのように教師と連携するかなどを学びます。プロによる無料カウンセリング実習サービスも受講できます。試験ではチャイルドカウンセリングに関する知識とその能力を審査されます。試験は自宅で受けることができ、正答率70%以上で合格となります。自宅で好きなタイミングで受験できるので、忙しい学生や社会人でも受けやすいです。子ども心理カウンセラーになるには心理系の資格以外に、教育系や医療系資格を持っていると就職で優遇されます。複数の資格を取得することが独立開業する際にも役立ちますし、資格が多いとクライアントの信頼を得やすくなります。経験を積んで上級の資格に挑戦することもいいでしょう。小学校でカウンセリングの仕事をするなら、チャイルドカウンセラーの資格だけではなれません。臨床心理士や精神科医、大学の心理学教員などが条件となります。

子どもカウンセラーに必要な資質

クライアントの話をじっくり聞くことができ、聞き上手な人が向いています。子どもが好きな人や、子どもの立場になって考えられることも大切です。また、子どもだけでなく保護者や教育機関などと、円滑にコミュニケーションが取れる能力も必要です。

子どものカウンセリング

昔は今よりも兄妹が多く三世代で暮らしたり、近所との付き合いも多かったです。子どもは陽が暮れるまで外で友達と遊んでいました。社会が変化し夫妻共働きの家庭が増えて、ゲームやネットなど子どもの遊び方も変わりました。それが子どもの心の発達に影響し、人と深い付き合いをする機会が少なくコミュニケーションが苦手な子どもが増えています。コミュケーション能力を高めるために、同年代の子どもと遊ばせたり運動チームなどで協力プレーを体験させることがいいとされています。こうした経験を通して自分と他者との違いを知り、いろんな考えがあることが認識して考えの違いをふまえて、目的に合う行動を考える力をつけさせます。このような価値観を持つと、社会に出ても柔軟に人と付き合いやすくなります。本音でぶつかり合う経験が心の成長にとって大切です。

性格は生まれ持った気質と家庭環境によって形成されます。生まれてから10歳頃までに親の刷り込みがインプットされ、考え方や価値観にとても影響します。潜在意識に刷り込まれた考え方は、大人になっても変えることが難しいです。親が心配性だったりマイナス思考、怒りっぽいと子どもの性格にも影響しやすいです。特にひどい場合では、虐待をする親なら子どもも虐待をするようになり負の連鎖になりやすいです。親の接し方はとても子どもに影響するので気を付ける必要があります。夫妻げんかを子どもに見せることは良くなく、子どもは恐れを感じて気弱になったり、精神が安定せずイライラしやすい性格になりやすいです。子どもの育った背景や親の教育方針に問題がある場合は、カウンセラーが良い社会生活ができるようにアドバイスをします。

カウンセリングで大切なこと

カウンセリングを進める上で信頼関係は欠かせません。カウンセラーは最初に信頼関係を築くことに力を入れることが大切であり、そうすることで、クライアントはカウンセリングを受けやすくなり心を開いてくれます。クライアントのすべてを無条件に受け入れる受容の態度も大切です。クライアントと信頼関係を築くとクライエントは自己開示するようになり、自己開示をすることで自己理解が深くなります。カウンセラーはクライアントの話を傾聴して、自由に答えられる質問をします。カウンセラーに悩みを話すことでクライアントは問題を明確にすることができ、どのように問題を解決するか考えが思い浮かぶようになります。クライエントは問題解決のために行動するようになるので、カウンセラーは行動した結果の確認をします。

不登校の子どものカウンセリングの場合は、まずどのような悩みを抱えていてどのような背景があるのかを知ります。子どもや保護者と関係を築き、子どもの悩みの解決や発達をサポートします。なるべくたくさんカウンセリングをすることが望ましく、子どもの状況を知る機会が増えますし些細な言動から解決の手がかりが見つかることもあります。子どもが何に困っていてどのような課題があるのかを明確にして対応します。子どもがどのような考えや望みがあるかを把握し、彼らの課題を和らげることで不登校が解決することが多いです。学力低下やネット依存など二次問題が起こると益々学校から遠ざかってしまうので、そうなる前に専門家や相談機関に繋ぐことが重要です。カウンセラーが個人分析などの訓練を積むことも大切です。