親が子どもの心理がわからないと悩みやすい例を取り上げて、子どもの心理や対処法について紹介します。

すぐ怒る子どもの心理

自分の気に入らないことがあると、物を壊したり暴れたりする子どもがいます。反抗期と思われることもありますが、第一次反抗期や思春期の第二次反抗期とは違います。反抗期は精神発達の一過程でいずれ治まりますが、すぐ怒る性格はストレスや生活習慣が原因になっています。親から虐待を受けたり家庭に恵まれなかった、感情や意志を抑圧された子どもは怒りやすいです。それは素直な感情を出した時に周囲に抑圧されることで怒りやすくなるのです。赤ちゃんは泣いて寂しいと訴えますが、親に拒絶されると徐々に泣かなくなります。親に依存しているので、笑顔でいなければ生きていけないと本能が働くのです。生きていくために本当の感情を抑えて偽の感情を表すようになり、ずっと感情を抑えていたストレスがある時爆発して怒りやすくなります。

子どもが怒りやすい時の対処法について紹介します。怒りやすい子どもは本当の感情を出すと、親に受け入れられなかったり拒否されたと認識しています。子どもが素直な感情を出した時に、どんなものでも受け入れてあげましょう。スキンシップをしたりゆっくり話を聞いてあげるのもいいです。ありのままの自分を出してもいいという安心感を与えることが大切です。また、子どもが落ち着いている時になんであんなに怒ったのか尋ねてみます。子どもがどんなことを話しても共感してあげるようにしましょう。これを繰り返すと徐々に怒る自分を客観的に見れるようになり、本当の感情と表面に現れる感情のギャップが小さくなりよく怒る状態が改善されることが多いです。他の子どもが怒りやすい原因は生活習慣が考えられます。神経の興奮を抑えるカルシウムが足らないと怒りやすくなるので、バランスよく栄養を摂取できる食事を心がけましょう。生活が不規則だと精神不安定になりやすいので、適度な運動をしたり十分な睡眠時間をとるなど規則正しい生活をすることも大切です。発達障害や何か病気が原因の場合もあるので、専門医に尋ねてみるのもいいかもしれません。怒りやすい原因は様々ですが、子どもも心の抑圧でうまく感情をコントロールできずに苦しいのです。少しずつ本当の感情を出せるように、親や周囲の大人が時間をかけて努力する必要があります。

子どもが同じ行動を繰り返す心理

子どもは親が注意してもやり続けることがあります。なぜ怒られても繰り返すのか原因を知るとやめさせ方がわかります。人間は自分にとっていい結果だと繰り返す性質がありこれを正の強化といいます。たとえば子どもがゲームやテレビをやめたくない時、親がガミガミ言っている間は時間を確保できます。子どもはすぐやめさせられることが嫌なので、怒られても引き延ばせると判断すれば繰り返します。また、親に注目されたい時にわざと怒られるようなことをすることがあります。親の愛情を確かめるために泣いたり騒げば気にしてもらえるので、たとえ怒られても愛情確認ができるので子どもにとってはいい結果になります。悪い行動の繰り返しをやめさせる方法は、時間の確保に繋がる場合はすぐゲームのスイッチを切るなどすみやかに終わらせるようにします。愛情確認に繋がる場合は、下の子が生まれたなど親の関心や愛情をあまり得られなくなった時に起こりやすいです。子どもは親に関心を向けられたくていたずらなどをしてしまうので、普段からよく関心を向けてあげて愛情を実感できれば改善されます。

片付けができない子どもの心理

片付けが得意な子どもはあまりおらず、面倒がるのは一般的なので親がうまくやる気を引き出してあげましょう。部屋が散らかっていても平気で、おもちゃは出しっぱなしだとそのまま使えますし片付けの必要性を感じていないのです。片付けをしなければいけないことがわかっているけれど、具体的にどうすればいいのかわからない場合もあります。子どもは気持ちを言葉にすることが苦手なので、やり方がわからなくてどうしようと思って行動に移せないのです。子どもにとって毎日学校に行くことや家庭環境がストレスになることがあります。子ども自身はそのストレスに気付かないことが多く、ストレスが溜まっていると部屋の片づけはどうでもよくなってしまい部屋が散らかることがあります。

子どもに片付け上手になってもらうには親の助けと忍耐が必要です。繰り返し教えて一緒にするようにしましょう。ただ片付けるように注意しても子どもはどうすればいいのかわからないので、どこに何をしまうのか具体的に教えてあげます。6~7歳の子どもはだいぶ自分のことは自分でできるようになりますが、自分一人で片付けることはまだできません。片付け方をその都度教えてあげて一緒にすれば、徐々にできるようになるでしょう。掃除をした後の部屋は綺麗で気持ちがいいので、片付いてることの快適さを子どもに教えてあげましょう。片付いて嬉しい気持ちを伝えると、こんなに喜んでくれるならまたやろうと思ってくれるはずです。また、片づけをすればどこに何があるのかわかりやすいですし、次の遊びをする時に準備をするのが簡単など片付けのメリットを教えてあげて、片付けは自分のためにすることだと教えてあげます。子どもは親に褒められることが大好きなので、片づけができたら褒めてあげましょう。小さなことでも認めてあげると自己肯定感を高めることもできます。部屋を散らかす原因がストレスなら、無気力でないかやいつもと違うところはないか子どもの様子をよく見てあげましょう。子どもの頃に身に付いた生活習慣は大人になっても継続しやすいので、いい生活習慣を身に付けさせるために根気よく教えてあげることが大切です。親に片付けてもらうと責任感は芽生えないので、使った物をしまったり食器を台所に運ぶなど自分のことは自分でするという責任感を持たせます。物を使うたびに片付けをすれば、自然に物を大切に扱うようになります。片付けが上手だと勉強に必要な書類などもどこにあるのかわかりやすく、勉強や仕事ができるようになります。